介護職のキャリアアップはきつい?現役管理者が給与・資格・昇進の実態を正直に話します
こんにちは、大貴です。
介護歴12年、転職5回のケアマネジャーです。
「介護職ってキャリアアップできるの?」
「資格を取っても、給料はそこまで上がらないんじゃ?」
介護を始めるとき、あるいは続けていく中で、こういう疑問を持つ方は多いと思います。
わたし自身、まったく同じことを思っていた一人です笑
結論から言うと、
👉 介護のキャリアアップは「きつい」。でも「価値がある」。
これが12年やってきた正直な感想です。
この記事では、無資格スタートから介護福祉士・ケアマネジャー・管理者へと歩んできたわたしの体験をもとに、介護職のキャリアアップのリアルをお話しします。良い面も、しんどかった面も、両方正直にお伝えします。
- 今の給与に不満があって転職・キャリアアップを考えている
- 資格を取るべきか迷っている
- 管理者やケアマネの仕事がどんなものか知りたい
そんな方の参考になれば嬉しいです。
わたしのキャリアアップの道のり(実体験)
まず、わたし自身の経歴を簡単に紹介します。
リアルな数字も出しますので、参考にしてみてください。
| 時期 | ポジション・資格 | 手取り月収(目安) |
|---|---|---|
| 入職1年目 | 無資格スタート(特養) | 約14万円 |
| 3年目 | 介護福祉士取得 | 約17万円 |
| 5年目 | リーダー職(ユニットリーダー) | 約19万円 |
| 8年目 | ケアマネジャー取得・施設相談員 | 約23万円 |
| 12年目(現在) | 管理者(定期巡回・計画作成責任者) | 約26〜28万円 |
こうして並べると、12年で手取りがほぼ倍になっています。
ただし、給与の上昇と一緒に「責任の重さ」も段階的に増してきました笑
各ステージのリアル(きつかった部分も正直に)
無資格スタート〜介護福祉士取得まで
わたしが介護を始めたのは、資格も経験もゼロの状態からでした。
最初の職場は特養。夜勤あり・重介護あり・人手不足のハードな環境でした。
この時期のきつさは「体力」と「自信のなさ」でした。
介助方法がわからないまま現場に入ることへの怖さ、利用者さんへの申し訳なさ……今思い出しても、あの頃は毎日必死でした笑
介護福祉士の資格を取ったのは3年目のこと。
試験勉強は仕事をしながらで、夜勤明けに参考書を開く日もありました。
給料は2〜3万円上がり、何より「自分の仕事に自信が持てるようになった」のが一番の変化でした。
リーダー職(ユニットリーダー・主任)のきつさ
5年目頃から「リーダーやってみないか」という話をもらいました。
正直、最初は断りたかった笑 責任が増えるのは目に見えていたので。
実際に経験してわかったリーダー職のきつさは、「板挟み」でした。
- 現場スタッフの不満を管理者に伝える役割
- 管理者の方針を現場に落とし込む役割
- 利用者家族からのクレーム対応
- シフト調整・新人教育・記録確認……
給料は月に1〜2万円上がる程度でした。
「これだけの責任を負って、この差額は割に合わない」と感じた時期もありました。正直に言います笑
ただ、この経験がなければ今の自分はいなかったとも思っています。
リーダーとして現場を見渡す視点が、後のケアマネ・管理者のキャリアに直結しました。
ケアマネジャー取得・相談員時代
ケアマネの試験は「介護福祉士より難しい」と言われます。
実際、わたしは2回目の受験でようやく合格しました笑
ケアマネ資格を取って転職したとき、給料が一気に上がりました。
相談員兼ケアマネとして、手取りで23万円程度に。ここが、わたしのキャリアで最も大きな転換点でした。
仕事の内容も変わりました。介助中心から、「人と話す・計画を立てる・調整する」仕事へのシフト。
体への負担は減りましたが、精神的なプレッシャー(担当件数・家族対応・他事業所との連携)は増しました。
現在:管理者(計画作成責任者)として
今は定期巡回ステーションの計画作成責任者として働いています。
いわゆる「管理者」の立場です。
スタッフのマネジメント、サービス全体の品質管理、行政への書類対応、家族との折衝……一日の中でやることが多岐にわたります。
給与は月収で30万円に近づいており、介護を始めた頃と比べると、収入面での達成感はあります。
もちろん大変なことも多いですが笑
キャリアアップのメリット・デメリット(正直に)
メリット
- 給与が確実に上がる(特に資格取得と転職をセットにすると効果大)
- 仕事の幅と裁量が広がる
- 介護業界での転職が有利になる(資格・経験は全国どこでも通用する)
- 利用者・家族と深く関われる
- 自分の成長を感じやすい
デメリット
- 責任が増える割に給与の上がり幅が小さい時期がある(特にリーダー職)
- 精神的なストレスが増える(板挟み・クレーム対応・孤独感)
- ケアマネ試験は難しい(合格率15〜20%台。仕事しながらの受験は負担が大きい)
- 「現場に戻れなくなる」感覚(直接介助から離れると、体感が薄れていく)
キャリアアップが向いている人・向いていない人
向いている人
- 「なんとなく現状に物足りなさを感じている」人
- 人に教えるのが好き・得意な人
- 調整や段取りが苦にならない人
- 給料を上げたいという明確な意志がある人
- 長く介護業界で働き続けたい人
向いていない人(=無理してキャリアアップしなくていい人)
- 現場の介助が好きで、そこに喜びを感じている人
- 責任を増やしたくない・プライベートを大切にしたい人
- 人間関係の調整や板挟みが極端にしんどい人
「キャリアアップしなければならない」ということはありません。
現場で長く、丁寧に利用者と向き合うことにも、確かな価値があります。
どちらが正解かではなく、自分がどちらで働きたいかが大事だと思います。
キャリアアップを左右するのは「施設選び」
これは強調したいポイントです。
同じ介護職でも、施設によってキャリアアップのしやすさは大きく違います。
- 資格取得の費用補助がある施設・ない施設
- 資格手当が充実している施設・ほぼない施設
- ケアマネ受験を応援してくれる施設・見て見ぬふりをする施設
- 管理職候補として育てる文化がある施設・縦割りで硬直している施設
わたしが5回転職した理由のひとつは、「この施設ではこれ以上成長できない」と判断したからです。
転職エージェントを使うと、施設のキャリアアップ支援体制や資格手当の実態を事前に教えてもらえます。
自分では調べにくい情報なので、活用するのがおすすめです。しかも無料なので笑
まとめ:介護のキャリアアップは「きつい」が「損ではない」
介護職のキャリアアップは、確かにきついです。
責任は増え、勉強の時間も必要で、精神的な消耗もあります。
それでも12年続けてきて思うのは、やってよかったということです。
給与が上がり、仕事の幅が広がり、介護の仕事に対する誇りが持てるようになりました。
ただし、キャリアアップが全員にとって正解ではないことも事実。
自分のペースで、自分が大切にしたいものと照らし合わせながら判断してみてください。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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